武侯祠
武侯祠は諸葛亮が祭られる祠堂で、隆中の山腹に位置する。東晋に建設を開始し、隋・唐・宋・元・明・清・中華民国の時代に補修工事を行った。門の上には「漢諸葛丞相武侯祠」と刻まれ、両脇には「掀天、揭地」の四文字がある。これは諸葛亮が山を出て劉備の補佐をし、東漢末年の群雄割拠の混乱した局面に天地を揺るがす変化をもたらし、最終的に三国が鼎立したことを示す。
武侯祠は「四進三院」の建築物で、中院の左右に廊房(広間の周囲の部屋)がある。大殿内には諸葛亮と、その子孫の諸葛瞻、諸葛尚の塑像が置かれている。四つの殿堂には董必武や郭沫若などの有名人の額・提詞・対聯が飾られている。南東部にある配殿は三義殿で、劉備、関羽、張飛の塑像が置かれている。大殿と三義殿の間には、諸葛亮の婦人である黄月英の塑像が置かれている。三義殿の手前の静軒院には樹齢400年余りのキンモクセイがあり、紅葉の季節になると山全体が香りに包まれる。武侯祠の北西部は、銅鼓台と碑廊(石碑の並ぶ通路)だ。
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