日本外相、安倍内閣は「侵略」を認め、村山談話を継承 (2)
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「侵略」の歴史認識問題において、安倍氏は過去数カ月間に数回態度をがらりと変えた。今年4月23日、安倍氏は参院予算委員会で「村山談話」について「侵略の定義については、学界的にも国際的にも定まっていない。国と国との関係で、どちらから見るかでも結論は違う」と発言。新たな談話の発表を検討するかどうかについては「政治の場で討論すれば、直接外交問題を引き起こす。学者の間で学術的な討論をすべきだ」と述べた。安倍氏の発言は中韓など日本に侵略された国々の強い反発を招いただけでなく、欧米諸国も少なからず警告を発した。
5月15日の参院予算委員会で、安倍氏は「村山談話」について「全体として受け継いでいる」と発言を変えたが、「侵略」を認める部分についての認識は明確にしなかった。10月22日の参院の答弁では「村山談話」について「日本がかつてアジア諸国に対して侵略と植民地支配を行った歴史を内閣が否認したことはない」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年11月7日