米CNNの悪意ある報道に中国人反発 天安門車両突入事件
烏斯曼・艾山ら3人のテロリストが車で長安街の歩道に突入し、観光客や通行人に突進した事件で、観光客2人が死亡し、40人が負傷した。事件発生後、国内外の各メディアは相次いでテロ行為を激しく非難した。だが、ニュース専門の有線テレビ局・米CNNだけはテロリストを擁護する報道を行い、中国ネットユーザーはこの報道に対して強烈に反発した。中国国営テレビCCTVの国際報道チャンネルが伝えた。
【背景】
CNNオンラインはこのほど、先月28日に発生したテロ事件について報じた際、犯人らがなぜそのような犯罪行為に及んだのかについて言及し、彼らは同情すべき対象だと主張した。この報道は、多くの中国人ネットユーザーの反発を買い、多くの人が論理的な議論を展開し、CNNの主張を支持する人々と論戦を繰り広げ、テロリストが犯した悪行を徹底的に批判した。
ネットユーザーからは、CNNを非難する次のようなコメントが寄せられた。
「もし、車が世界貿易センタービルに突っ込んだら、あんたたち米国人は、その行為は民主主義と自由を脅かすテロ行為だと非難するに違いない。だが、中国で同様の事件が発生しても、当然の結果だと平然と言い放つ。あまりにも虚偽にまみれた理屈ではないか!」。
「米国人は、自分たちが被害に遭った時だけ、それを『テロ行為』と見なしている」。
「テロリズムを批判する文章をCNNはどうして発表しないのか。それどころか、テロ行為の口実を探し、擁護する立場をとっている。一人の中国人として、CNNの報道文章は、あまりにも行きすぎていると感じた」。
このほか、「中国人として、ウイグル人は皆非常に友好的であるということを、これまでの経験から身を以て感じている。大多数を無視して少数だけにフォーカスしている著者の観点は、『中国を陥れたい』という邪悪な欲望から出たものに過ぎない」と、自分の実体験をもとに報道著者のむちゃくちゃな論点を批判するコメントも寄せられた。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年11月4日