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1月31日は春節(旧正月)。家族が集まり、親戚や友人を訪ねる中国国内の盛り上がりと比べると、大部分の海外の華人が感じる春節の雰囲気はずいぶんあっさりとしたものだ。現代日本に春節の習慣はなく、旧暦の元旦は平日と変らないため、大部分の在日華人は出社や通学をしなければならない。だが百年余りの歴史のある横浜中華街は、春節の間素晴らしい別世界となる。
農村の年越し用品市場
春運初日 空港でCAが「フラッシュモブ」
中国では旧暦1月1日、つまり旧正月のことを「春節」と呼ぶ。中国の民間では最も盛大で、最もにぎやかな伝統的祝日だ。春節の歴史は非常に古く、その起源は商王朝(紀元前16から11世紀ごろ、「殷」とも)に遡る。元々、年末年始に神や祖先を祀った祭祀とされる。
春節(旧正月)は、歴史が古く、中国では一年で最も重要な祝日だ。春節の過ごし方は、数千年の歴史の中で、定着した風俗習慣として形成され、多くが今日まで伝わっている。
春聯(しゅんれん)は、年越しの前に玄関の左右に貼り付ける一対の長い紙で、それぞれ美しい筆跡で、めでたい文句が記されている。2つの文句は巧みな対句になっており、時代背景や素晴らしい新年への期待を読み取ることができる。
大晦日に夜を徹して新年を迎える「守歳」は、最も重要な年越しの民間行事だ。「守歳」の風習は歴史が古く、最も初期の記載は西晋(215~316年)の周処が著した「風土志」にみられる。
近代までの農業社会では、旧暦12月8日以降、家庭の主婦たちは年越しの食事の準備でおおわらわだった。特に、燻製品はかなり時間がかかるため、必ず早めに準備に取り掛からなければならなかった。
農暦(旧暦)の正月1日は春節で、旧暦で俗称「過年」(年越し)ともよばれる。これは中国で最も盛大で賑やかな伝統的な祝日だ。
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