「金があってもなくても、帰省し年を越す」ということわざがある。年越しは圧倒的多数の中国人にとって、年末に期待する「一大イベント」だ。徹夜で切符を購入し、狭い列車に揺られることで、金銭的・時間的なコストが発生するが、多くの人は年越し用品と荷物の準備を整えている。指を折って数えると、帰省まであと残り数日のみとなった。新京報が伝えた。
本紙は21日、北京で働いている他省出身者100人を無作為に選び調査を実施した。帰省の予算について、回答者の5割は5000−1万元(約8万5000−17万円)としており、中には3万元(約51万円)以上の予算を考えている人もいた。4割以上の回答者は、帰省の出費は「一家団欒の負担」と語った。
◆帰省の予算が1万5000元を超える人が12人に
今回のアンケート調査は、ホワイトカラー、出稼ぎ農民、公務員、その他の業界からそれぞれ25人を選び、月収は1000−2000元(約1万7000−3万4000円)から1万元以上とまちまちであった。回答者の9割は働き盛りの人で、帰省し両親や友人に顔を見せるほか、一部の人は実家に残した妻子と再会する。
しかし帰省には一定の出費が発生する。帰省の予算には、往復の交通費、そして友人への年越しの贈り物、両親の生活費、親戚の子供のお年玉が含まれる。同調査のうち、帰省の予算を5000−1万元とした回答者は53人、1万5000元以上は12人となった。そのうち最高額は3万3000元に達した。
◆帰省の出費、親孝行が最多