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「セックスしない症候群」が日本を襲う 日本人絶滅も

中国メディアが見る日本 

 日本で現在、少子高齢化が深刻になっている原因の1つに、社会の観念が変化するにつれ、若者が家庭を持つことよりも、仕事や独立、個人の生活などを重視するようになっていることがある。調査によると日本の40歳以下の男女は恋愛に対する関心を失い、独身の男女が急激に増加しており、日本のメディアはそのような男女を、「セックスしない症候群」と呼んでいる。このままでは、日本人が「絶滅」してしまう危機さえあるという。香港紙「香港文匯報」の報道を引用し、中国新聞網が報じた。

 ある研究では、日本の18-34歳の男性61%と女性49%が独身だという結果が出た。また、30歳未満の男女の3分の1がデートも経験したことがないという。 日本家族計画協会(JFPA)の調査では、16-24歳の女性45%と男性25%が「セックスに興味がない」と回答した。専門家は「この状況が続けば、日本の人口は、2060年には現在の1億2700万人の3分の2まで減少し、『絶滅』に向かうだろう」と警笛を鳴らしている。

 かつては風俗業に携わり、現在は「セックスしない症候群」の人々の相談にのるカウンセラーを務める青山愛(52)さんによると、「相談に来る人のうち、普通の恋愛や結婚を語る人はほとんどいない」という。そして、「日本のように時代錯誤的なサラリーマンと専業主婦の家庭モデルが残る社会では、それを避けようとする人に無用なプレッシャーを与え、そういった価値観にはまらない人が悩んだりする。日本人は長期的な計画に欠け、長く続く関係を築くのが苦手。やがて、ビデオやバーチャル恋愛、カジュアルセックスの横行といったものに慣れてしまうという」と指摘する。

 日本では、女性は妊娠と同時に仕事を辞めるという伝統的文化がある。一方、銀行に勤める富田愛里さんは、「3年前に彼氏からプロポーズされた時、初めて恋愛より仕事を重視していたことに気付いた」といい「ポロポーズを断った後は、さらに恋愛に興味がなくなった。生活は充実しており、一人の生活を楽しんでいる」と語る。

 保守的な職場文化が戦後の日本の発展を支えたが、現在はそれが逆に悪夢の原因となっているとの分析もある。日本の経済は20年近くも低迷を続け、若者は上の世代のライフスタイルを受け入れ難く感じている。自由気ままな生活を望み、伝統的な社会と現実は、ますます乖離(かいり)しているのだ。(編集KN)

 「人民網日本語版」2013年10月25日

 

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