宇宙でおなら、大爆発を引き起こす可能性も
宇宙で任務を行う宇宙飛行士は、外部環境に適応する努力をしなければならない。状況によっては、胃腸内のガスが致命的な災難をもたらす可能性もある。人体は水素とメタンを生産することができるが、これらの可燃性ガスが密閉された環境の中で蓄積されると、引火する恐れもある。つまり、宇宙飛行士が宇宙船内にいる時、または宇宙服を着ている時におならやげっぷをすれば、大爆発を引き起こす可能性があるのだ。香港「文匯報」が伝えた。
ある栄養学専門家は、味があっさりした新型宇宙食を食べた人が排出する気体と直腸ガスを分析。さらに、1960年代の有人宇宙飛行「ジェミニ計画」で宇宙飛行士が食べたメニューと比較して、排出される水素とメタンが宇宙作業に与える影響を調査した。
その結果、排出された気体には個人差があったものの、新しい宇宙食を食べた場合、気体の量を減らせることがわかった。胃腸内ガスは大腸内の細菌が食物を分解する際に発生するもので、水素、メタン、窒素、二酸化炭素、酸素、硫化水素が含まれる。人は1日12回-40回おならをし、0.5リットル-2リットルの気体を排出する。食物中の繊維は消化できないため、ベジタリアンの排出する気体はそうでない人に比べて多くなる。(編集SN)
「人民網日本語版」2012年1月19日