広州大学広州発展研究院は28日、「広州外国籍流動人口の管理現状分析および対策研究」と題する報告書を発表した。これによると、地理・気候条件、ビジネスチャンス、都市のキャパシティなどの要因から、広州はすでに、アフリカ系外国人が最も多く住むアジアの都市となった。
〇広州に住む外国人の5割がアフリカ系外国人
第6回国勢調査の統計データによると、中国に常住する外国人は59万3832人で、うち広東省には、全国最多の31万6138人が住んでいる。2010年、広州の各通関地から入国した外国人は延べ418万人、広州に一時滞在した外国人は延べ192万人、常住外国人は2万8千人にそれぞれ達し、国内各大都市のトップに立った。
広州に現在滞在している外国籍流動人口のうち、アフリカ系外国人は全体の約2分の1を占めている。出典不明の統計データによると、広州に住むアフリカ系外国人はすでに20万人あまりに達し、その多くは不法滞在者という。広州に住むアフリカ系外国人は、非常に集中して住んでおり、小北路、環市路、三元里を中心に、北は機場路と広園路、西は南海、南は海珠区と番禺区まで広がり、広州を囲んで半月形に分布している。