世界初の裸眼3D LEDテレビ 中国企業が独自開発
洲明科技股フェン有限公司のLEDスーパーテレビの新製品発表会が、10月26日に深セン市で開かれ、同社が開発した独自の知的財産権を持つ、世界初の裸眼3D LEDスーパーテレビが公開された。科技日報が伝えた。
同社の林◆鋒董事長は同発表会で、「当社が今回発表する新製品には、110から300インチの異なるサイズがある。政府のスマートシティ情報化管理、テレビ放送、軍隊情報化建設、国際会議センターのディスプレイ、交通整理の表示などの各商用テレビ市場の需要を満たすほか、ユーザーの特定の需要に基づき特大サイズのLEDテレビをオーダーメイドすることもできる。特に広告掲示市場、例えば空港・地下鉄・ホテル・ブランド展示場・観光地・アニメ・ゲーム・映画館などで利用でき、裸眼3D技術と大型スーパーLEDテレビを結びつけることにより、広告の視覚的効果が高まる。商用テレビ市場における販売は将来的に、爆発的な増加の流れを示すだろう」と語った。
伝統的なテレビ、もしくは一般的な3Dテレビと比べ、裸眼3D LEDスーパーテレビは、裸眼3D技術の応用とスーパーLEDパネルという二つのメリットを持つ。裸眼3Dとはその名の通り裸眼で直接見る3D動画のことで、メガネなどの道具を使わずに3D効果を生み出すことができる。これは3Dブームの時代においては紛れも無い進展であり、裸眼3D技術とLEDスーパーテレビの融合は、まさに「鬼に金棒」だ。LEDスーパーテレビはLEDパネルに画面を直接映し出し、伝統的なLEDバックライトと異なっている。エネルギー消費量を抑えるほか、加工の制限を受けず、サイズを数倍に拡大し、視野角度を広げることができる。3メートルの視聴距離と34の視点により、170度の視野角度を実現し、角度によるめまいや不快感を回避できる。
同社のLEDスーパーテレビは、裸眼3Dと大パネルで前進したほか、解像度でも飛躍を実現した。市場に流通している4Kテレビと比べ、今回の新製品は8Kに達する。(編集YF)
*◆は「さんずい」に「名」
「人民網日本語版」2013年11月4日