(一)錦鯉(強運の持ち主)
錦鯉は元々高級観賞魚。18年の国慶節(建国記念日、10月1日)の連休期間中、支付宝(アリペイ)が公式微博(ウェイボー)アカウントで、書き込みを転載して抽選に当たれば「中国錦鯉になれる」というキャンペーンを実施し、この書き込みは300万回以上転載された。そして、「錦鯉」という言葉がネット上で人気になり、「強運の持ち主」の象徴となった。そこには、人々の素晴らしい生活に対するあこがれが込められている。
(二)杠精(へそ曲がり)
「杠精」は、「揚げ足を取って屁理屈を言う人」という意味。このようなへそ曲がりな人にとって、「真相」や「是非」はどうでもよく、反対したいがゆえに反論し、他の人の言っていることが正しいか、間違っているかにかかわらず、争いたいがゆえに論争を続ける。
(三)skr
この英単語自体は元は車のタイヤが擦れる音を表す擬音語。それを、ある人気歌手がバラエティ番組で頻繁に使ったことがきっかけで人気ワードとなり、ネットユーザーたちもそれを真似て、何か認めたり同意できる事に対して、敬意や称賛を示す時に使用したり、擬音語として発音の似ている漢字に置き換えて使用するようになった。
(四)仏系(仏のように物事に拘泥しないこと)
「仏系」は、14年に日本のあるファッション誌が紹介した新たな男子シリーズ「仏男子」に由来している。「仏男子」とは恋愛を楽しむことよりも、自分ひとりの時間や自分の趣味を大切にしたいと考える傾向が強い男性のこと。中国のSNSで流行し、争いごとを好まず、勝ち負けを気にせず、自分らしいライフスタイルを保つ姿勢のことを指すようになった。またここから派生して、「仏系青年」や「仏系女子」などの言葉も次々と生まれた。
(五) 確認過眼神(一目見て分かった)
「確認過眼神」というのは、もともと「目を見て確認する」という意味で、人気歌手の林俊傑(リン・ジュンジエ)の歌「醉赤壁」の歌詞「僕は眼差しで、運命の君と巡り合ったことを知った」からきている。今年の春節(旧正月、今年は2月15日)にあるネットユーザーが微博に、「一目見てあなたが広東の人だと分かった」という画像をアップし、広東省の人のお年玉の金額の少なさを突っ込んだ。そして、ネットユーザーらが、各地のお年玉の中身事情について議論するようになり、「一目見て分かった」という言葉が大流行した。
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