「スーパー生命コンピューター」が登場した。華大集団の子会社である華大智造は25日、独自開発した最新のハイスループットDNAシーケンサーを発表した。科技日報が伝えた。
◆6台で年間10万人のDNAシーケンスを解析
国家級ヒトゲノミクス研究及び遺伝資源の保護・応用は精密医療の基礎であり、一国のバイオ医薬品のコア競争力に直接影響を及ぼす。ヒトゲノム計画後、各国は国家級の大規模なヒトDNAシーケンス解析プロジェクトを打ち出している。
設備の数、スピード、コストなど現実的な制約により、DNAシーケンス解析は近年、スムーズにできていなかった。英国を例とすると、2012年12月に10万人ゲノム計画を開始し、2018年7月までの5年半をかけ、ようやく7万人余りのDNAシーケンス解析を完了した。
今回発表された最新のハイスループットDNAシーケンサー「MGISEQ-T7」は、この現状を変える可能性が高い。この装置は1日で60人、6台で年間10万人のDNAシーケンスを解析する。1日あたりの生産能力が世界で最も高いDNAシーケンサーであるため、「スーパー生命コンピューター」と呼ばれている。
華大智造の牟峰CEOは「人々のシーケンサーに対する想像を完全に打破した。超高速・超ハイスループットのT7は、現在のシーケンス解析産業の発展を力強く推進する。またDNAシーケンス解析に基づく精密医療の研究が、ビッグデータの時代に全面的に突入する可能性を示している」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年10月26日
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