四川で「二人目の子供」の割合初めて「一人目」上回るも、高齢化深刻に

人民網日本語版 2019年03月20日14:46

四川省統計局は 今月19日、成都市で2018年四川省人口統計公報記者会見を開き、社会の関心が高い人口や出生数、内訳の変化などを含む、2018年の四川省の人口統計関連データを発表した。成都商報が報じた。

2018年末の時点で、四川省の常住人口は8341万人と前年比で39万人増えた。そのうち、成都市の常住人口は四川省で一番多かった。

高齢化が深刻に

注目の高い高齢化の具体的な統計を見ると、2018年、四川省の常住人口のうち、60歳以上の高齢者が1762万人と全体の21.13%を占めていた。65歳以上の高齢者は1181万9000人と、山東省に次いで中国で2番目に多い数となっており、人口全体に占める割合は14.17%と、遼寧省、上海、山東省に次いで中国で4番目に高い割合となっている。

2018年、四川省の65歳以上の高齢者の人口の割合が初めて14%を超え、14.17%に達したことは注目に値する。

世界の一般的な高齢化率による分類によると、一つの国や地域において65歳以上の高齢者の人口が7%を超えると、「高齢化社会」とし、14%を超えると、「高齢社会」に、21%を超えると、「超高齢社会」としている。

2018年に四川省の「二人目の子供」の割合が「一人目」の割合超える

四川省は2016年年初から二人っ子政策の全面的な実施が始まった。それに伴い、2016年から2018年までの四川省の出生数と出生率は大幅に伸び、2016年から2018年までの出生数はそれぞれ86万1000人、93万人、92万人だった。

2018年の人口変動状況サンプリング調査の出産状況を見ると、「一人目の子供の出産」が45.15%と、前年比1.98ポイント減少し、「二人目」が「一人目」を上回る47.05%と、前年比0.16ポイント上昇となった。

同データから、「二人っ子政策」の全面的な実施により、四川省では出生が促進されていることがわかる。二人目の子供の出産が、一人目の子供の出産数減少の緩和に少なからず影響を与えており、人口の増加や人口の年齢構造の改善、人口のバランスの取れた発展につながっている。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年3月20日  

  

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