今月9日に行われたボアオ・アジアフォーラム会員大会選挙の結果、同フォーラムの新期理事会が誕生。理事会で、理事長に潘基文前国連事務総長が選出された。新華社が報じた。
第12回全国政治協商会議副主席で、中国人民銀行(中央銀行)の元総裁・周小川氏が同フォーラムの中国首席代表を務める。規定では、中国首席代表が理事会の副理事長を務めることになっている。
中国外交部(省)の李保東・副部長が理事会の事務長に選出された。
新期理事会は19人で構成され、潘基文氏、周小川氏、李保東氏ら12人が新しい顔ぶれとなった。SABICのYousef Al-Benyan副会長兼最高経営責任者(CEO)、パキスタンのショーカット・アジーズ元首相、海南省の毛超峰・常務副省長、ニュージーランドのジェニー・シップリー元首相、インドネシアのスシロ・バンバン・ユドヨノ元大統領、タイのスラキアット・サティアンタイ元副総理、インド・タタグループのラタン・タタ名誉会長ら7人が前期に続いて理事に選出された。
新理事は、アジアや世界各国の政治、ビジネス界の首脳からなり、フィリピンのグロリア・アロヨ元大統領、米国のカルロス・グティエレス元商務長官、日本郵船株式会社の工藤泰三会長、韓国・サムスン電子の権五鉉(クォン・オヒョン)元CEO、香港貿易発展局の羅康瑞主席、日立製作所の中西宏明会長、欧州委員会元委員長のイタリアのロマーノ・プローディ元首相、シンガポールの黄根成元副首相、ロシアの元首相である、ロシア国営エネルギー会社・ガスプロムのヴィクトル・ズプコフ会長らが務める。
理事会の決議で、ボアオ・アジアフォーラムの福田康夫前理事長、曾培炎前副理事長、周文重前事務長、マレーシアのアブドラ・バダウィ元首相、馮氏集団の馮国経主席、シンガポールの栄誉国務資政・呉作棟氏、スウェーデン・エリクソン会長兼英国アストラゼネカ会長であるレイフ・ヨハンソン氏、ロシア連邦工商会のセルゲイ・カトゥィリン会長、米国のヘンリー・ポールソン元財務長官、フランスのジャン=ピエール・ラファラン元首相、三菱商事の相談役・佐々木幹夫氏ら11人が理事を離任し、フォーラムの諮詢委員会に入った。その他、世界保健機関(WHO)の陳馮富珍・栄誉総幹事、SKグループの崔泰源会長らも諮詢委員会に入った。
オーストラリア・FMGのアンドリュー・フォレスト会長、上海交通大学共産党委員会書記の姜斯憲氏、中国遠洋海運集団有限公司の許立栄・董事長の3人が諮詢委員会に残り、新期委員会は計17人で構成される。その後開催された諮詢委員会で、福田康夫氏が会長に、曾培炎氏が副会長に選出された。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年4月11日
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