中国移動は12日に北京5G試験ネットワークで、初の5G電話の通話に成功したことが取材で分かった。新華社が伝えた。
今回の通話に使用された、既存の4GネットワークをアップグレードしたNSA中核ネットワークとIMSネットワークは、SIMカードや電話番号を変えずに5G携帯電話間の通話を実現した。通話の音声はクリアだった。
中国移動北京公司の関係責任者によると、同社は9日夜に中核ネットワーク設備のNSAバージョンへのアップグレードを行った。アップグレード後の中核ネットワークとIMSネットワークは5G機能を持ち、完全に5G端末の接続をサポートしている。
中国工業・情報化部(省)は昨年12月、3大通信事業者に5G試験周波数帯の使用を認めた。中国移動は2.6GHzと4.9GHzの試験周波数帯を獲得し、ネットワークと端末を含む2つの周波数帯の産業成熟化を急速に促進してきた。中国移動は北京市で今回、2.6GHzの5Gネットワークでエンドツーエンドの5G携帯電話通話を実現した。これは中国移動の北京における5G事業応用水準が、さらに高い段階に上がったことを意味している。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年4月15日