中国初の無人鉱山、安定運営を2年維持

人民網日本語版 2019年04月12日13:39

鉱山の安全問題は常に注目を集める重大問題だ。5G技術を鉱山に応用し、無人採鉱設備を開発し無人鉱山を実現できれば、人員の死傷を根本的に回避できる。これはすでに実現されている。このほど開かれた第13回中国河南国際投資貿易商談会において、河南躍薪智能機械有限公司、洛◆集団(◆は金に目)、華為(ファーウェイ)が共同で、中国初の無人採鉱5G応用技術成果を開発したと発表した。科技日報が伝えた。

5G技術を応用した大型無人採鉱運搬車が同日、商談会の現場で展示された。運転室がなくシステムで自動制御され、バッテリーを動力に使用する――スマートでグリーンな革新の成果が、中国内外の業者から注目を集めた。河南躍薪が開発したこの無人操縦双方向走行EV運搬車とスマート調整システムは、露天の鉱山で掘削し、これをすくって積み込み輸送する全過程の自動操縦を実現できる。鉱山における生産の安全性、採鉱の効率、資源利用率を高め、生産コストを引き下げることができる。

河南躍薪は2017年の年初に無人採鉱設備を開発し、そして栾川県内の洛◆集団三道荘モリブデン鉱で一部の無人作業を実施した。現在、河南躍薪と洛◆集団が共同建設した中国初の無人鉱山は、すでに三道荘鉱山エリアで2年近く運営している。長期間の性能検証を経て、システムの運営が安定している。これを踏まえた上で河南躍薪は今年3月、ファーウェイと5G技術協力協定を締結し、初めて5G技術を無人鉱山分野に応用した。

河南躍薪のチーフエンジニアである楊輝氏は「これにより無人採鉱の精度・安定性・作業効率が大幅に向上した。栾川の鉱山では現在すでに6つの5G通信基地局が設置されており、一部の無人採掘設備の5G技術応用が調整を終え、使用開始されている」と説明した。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年4月12日

  

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