京東物流と中国移動研究院はこのほど協力合意に調印し、スマート交通、スマートシティ、クラウドオフィスなど多くの分野で革新製品の研究開発や業務における5Gの応用協力を全面的に展開し、業界の枠を超えた5Gの融合システムを共同構築することで合意した。また京東物流は中国移動(チャイナ・モバイル)が雄安新区に構築した5G実験ネットワークに依拠し、京東の物流ロボットの実証実験も進めるという。「北京商報」が伝えた。
今回の京東物流の加入により、スマート物流応用シーンの側面から5Gの共同研究開発と革新を積極的に推進し、オープン型実験室などさまざまな形式を通じ中国移動と共同で5G共同革新センターの成果の普及拡大を促進することが重点的に行われるようになる。
中国移動はしばらく前に雄安新区で5G実験ネットワークの建設計画と実証実験を展開している。このことは雄安新区が京東物流と中国移動の5G協力展開の場所になることを促進することにもつながり、京東の物流ロボットが5G実証実験を早急に開始することにもつながる。中国移動の5Gネットワークの高速と低遅延により、雄安新区の配送ロボットが高精度画像を採集し、開発区にある京東集団本部の自動運転指揮センターへリアルタイムで伝送するのを保証するとともに、同センターを通じて配送ロボットの遠隔リアルタイム操作コントロールを実現する。操作コントロールの遅延は4G環境における3〜4秒から大幅に短縮されてミリ秒単位になるという。また同時進行する一連の自動運転実験項目が、5Gのサポートによりいずれも理想的な成果を上げている。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年4月17日