お見事!大学院入試に息子とダブル合格果たした49歳の寮母 (2)

人民網日本語版 2019年04月19日16:48

〇息子と共に見事合格

「息子は、3年生の時、とてもイライラするようになった。そこで私は息子の勉強に付き添う方法を変えることにした。彼の宿題を見ることはやめ、息子の傍で読書することにした。そうすることで息子のイライラを吹き飛ばそうとした。そうしていくうちに、次第に勉強の付き添いから、一緒に勉強するようになっていった」と原さんは話す。

2015年、息子が大学に合格した後、原さんは息子と一緒に学ぼうと決心した。「私は学ぶことが大好きで、息子に学びの雰囲気作りをしたいとも思った」という原さんだが、大学院受験については、恐れ多すぎて考えもしなかったという。「その後、息子が大学院受験の準備を始めたとき、私も彼と一緒に勉強しようという気になった。お互いに励まし合えるし、少なくとも連れがいることはメリットとなる」―こうして、昨年初め、彼女の大学院受験の旅が始まった。

原夢園さんの大学院受験用の書籍。

49歳の彼女にとって、最大の難関は英語だった。「あなたの年齢では、語学学習はもう無理よと、多くの人に言われた。でも私はあきらめなかった。私には秘策など一切なく、反復練習を積み重ねるだけだった」と話す原さんは、記者に暗記用の単語帳を見せてくれた。700日間以上続けて、1日もさぼらなかったという。「歳をとることで記憶力は確実に衰えるが、覚えては忘れ、忘れたらまた覚えることを繰り返し、決して投げ出さなかった」と原さん。

インターネットという便利な手段を使って、原さんは英語と政治のオンライン授業受講を申し込み、500コマ以上の科目を履修した。留学生と日々の交流や日常生活でのお喋りで、彼女はずっと英語を使い続け、スピーキングとヒアリングの力をつけた。ついに彼女は、53ポイントという英語の成績で合格ラインをクリアした。

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