「一帯一路」ニューズネットワーク(BRNN)の第1回理事会議が23日に北京の人民日報社で開幕した。同社の李宝善社長が、「メディアの優位性を発揮 報道協力を深化 『一帯一路』協力を安定して遠くまで」と題する講演を行った。人民網が伝えた。
李社長は講演の中で、「『一帯一路』共同建設のプロセスを推進する中で、メディアは独特かつ重要な役割を発揮している。ここ6年ほどの間に、『一帯一路』構想は国際社会から積極的な支持と熱烈な反応を獲得し、国際社会に広く深い影響を与え、広く歓迎される国際社会の公共財になっている。国際社会は『一帯一路』の『共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う』という理念に幅広く賛同し、『一帯一路』への支持が主流で、協力が主な基調になり、チャンス論が主旋律になっている。各国のメディアの友人たちはこのために積極的に努力し、重要な寄与を行ってきた」と述べた。
また李社長は、「習近平国家主席が第1回『一帯一路』国際協力サミットフォーラムで、中国はこれからニューズネットワークを含む後続の連絡メカニズムや人的・文化的協力プラットフォームを打ち出していくと提起した。我々が『一帯一路』ニューズネットワークを立ち上げ、第1回理事会を行ったのは、習主席の提案を実行に移すためであり、『一帯一路』のニューズネットワークの新たなプラットフォームを構築するためだ」と述べた。
第1回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムの閉幕後、人民日報社はフォーラムで達成された協力意向を踏まえ、各国メディアと幅広く接触し、ニューズネットワークの立ち上げに向けてコミュニケーションや交流を進め、協力の意向があるメディアに参加を呼びかける書簡を送った。これまでに86ヶ国の182メディアから積極的な反応があり、ニューズネットワークへの加入が確定している。25ヶ国の40メディアが「一帯一路」ニューズネットワーク理事会のメンバーになり、これを確定する法律文書への調印も終えた。また今回の理事会では、「『一帯一路』ニューズネットワーク規約」、「『一帯一路』ニューズネットワーク理事会運営規則」、「『一帯一路』ニューズネットワーク第1回理事会共同宣言」、「『一帯一路』ニューズネットワーク2019〜2020年活動計画」の各文書を審議可決する予定だ。
李社長は、「第2回『一帯一路』国際協力サミットフォーラムの開幕を目前に控えたタイミングで、我々が『一帯一路』ニューズネットワークの第1回理事会を開催したことは、『一帯一路』ニューズネットワークが正式に発足して運営をスタートすることを意味する。ニューズネットワークは相互尊重、平等な協議、互助・互恵、自主・自発の原則を堅持し、『共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う』のを趣旨に、平和協力、開放的包摂、相互学習・相互参考、互恵・ウィンウィンのシルクロード精神を堅持し、メディアの社会的機能を発揮し、独自の優位性を顕彰・伝達し、開放協力のプラットフォームを構築し、『一帯一路』の共同建設をめぐる国・地域間の政策の意志疎通、インフラ施設の連結、貿易の円滑化、資金の調達、民心の通じ合いを促進し、『一帯一路』建設を平和の道、繁栄の道、開放の道、グリーンの道、イノベーションの道、文明の道とし、関係国の関係発展と理解・相互信頼を共同で促進し、人々の友好往来と文化交流・相互参考を共同で増進し、地域の経済的繁栄と世界の平和発展に寄与していく。こうした目標に向けて手を取り合って努力していこう」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年4月24日