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中国のホープに敗れ涙浮かべた伊藤美誠 世界卓球選手権

人民網日本語版 2019年04月26日10:36
中国のホープに敗れ涙浮かべた伊藤美誠 世界卓球選手権
試合後、涙を浮かべる伊藤美誠選手

人々の期待を集める世界卓球選手権の「中日対決」が24日に幕を開けた。中日対決の初戦は、「出るからには金メダルを3つ取って帰ってきたい」と胸を高鳴らせていた伊藤美誠選手と、中国のホープ・孫穎莎選手の対決だったが、試合は4対1で孫選手の圧勝だった。試合は終始、孫選手のペースで進み、試合後伊藤選手は目を真っ赤にして悔しさをにじませていた。成都商報が報じた。

伊藤選手と孫選手は二人とも2000年以降生まれの若い選手。しかし、孫選手は世界選手権初出場であるのに対して、伊藤選手は経験豊富な選手だ。伊藤選手は、昨年の各世界大会で大躍進を遂げ、スウェーデンOPでは、丁寧選手、劉詩■選手(■は雨かんむりに文)に連勝して勝ち上がると、決勝では世界ランク1位の朱雨玲選手を下して優勝。中国の最大のライバルとなった。

その後、伊藤選手はいろんな場で、「中国に勝ちたい」と口にするようになった。今回の世界選手権では女子シングルス、女子ダブルス、混合ダブルスにエントリーし、「中国に勝って金メダルを3つ取って帰ってきたい」と胸を高鳴らせていた。

しかし、孫選手に4対1で破れ、第5セットに至っては、2ポイントしか取れなかった。終始相手のペースで進んだ試合中、伊藤選手は何度も眉間にしわをよせ、試合後は目を真っ赤にしていた。

孫選手はここ数年頭角を現し始めている若手で、王曼昱選手らと同じく中国のホープだ。そんな孫選手はここ2年ほどは代表チームで主に平野美宇選手の戦い方を模倣することで、日本人選手の戦術を研究し尽くしてきた。

世界選手権の女子シングルスで、日本は中国に24年間にわたり勝つことができないでいる。前回の勝利は、1995年の天津大会で、佐藤利香選手が張凌選手を下した。張選手とは、現在日本で活躍している張本智和選手の母親だ。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年4月26日

  

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