今年の「五一(メーデー)」の法定休日は来週水曜日から始まるが、連休とその前の週末に挟まる出勤日はわずか3日間とういことから、「五一」連休と個人的な休暇を繋ぎ合わせて、8日間さらには9日間の大型連休を取得する予定の人も少なくない。北京青年報が伝えた。
期間や長さがまちまちという特徴から、今年のメーデー連休の海外旅行目的地は、さらなる多様化の傾向を呈している。オンライン旅行サイトQunar.Comのビッグデータからメーデー連休中の旅行先を日数別に見ると、3日間の旅行客はシンガポールやソウルへ、4日間の旅行客は台北やバリ島に行く傾向が見られた。また、5日間の旅行客は大阪やクアラルンプール、旅行期間が6日以上になるとバンコク、東京、ドバイを好む傾向があった。
個人休暇を繋ぎ合わせて旅行に出る人の割合が高いことから、今年のメーデー連休は、例年に比べ、出発のピークが早くなっている。予約データによると、メーデー連休の出発ピークは4月27日からはじまり、最も多いのは4月29日と30日。4月30日の北京発成都行きのフライトの多くは、正規運賃のビジネスクラスの座席がわずかに残っているという混雑ぶりだ。北京―昆明・西安・杭州便、上海―重慶・三亜・海口便、成都―深セン・杭州・厦門(アモイ)便、西安―海口・大連便など、正規運賃のエコノミークラスの座席しか残っていないフライトもあった。
観光目的地を繋ぐ高速鉄道ネットワークが充実するのに伴い、高速鉄道での旅が、国内旅行の主要選択肢となっている。Qunar.Comのビッグデータによると、杭州―黄山、成都―重慶、広州―武漢などのいくつかの人気が高い高速鉄道路線の乗車券は、ほぼ完売状態となっている。
また、今年のメーデー連休中、民宿は観光客に人気の高い宿泊施設となり、国内の多くの旅行目的地では、「一部屋を確保するのも難しい」というタイトな状況となっている。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年4月23日