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日本の元農水事務次官が「周囲に危害を加えるのでは」と悲観し長男を殺害

人民網日本語版 2019年06月04日14:35
日本の元農水事務次官が「周囲に危害を加えるのでは」と悲観し長男を殺害
熊沢英昭容疑者(写真著作権は東方ICが所有のため転載禁止)

同居する44歳の息子を刺し殺した殺人容疑で練馬署に逮捕されていた元農水事務次官の熊沢英昭容疑者(76)が3日、東京地検に送検された。

日本メディアの報道によると、今月1日、東京都練馬区に住む無職の熊沢容疑者は自宅で長男の英一郎さんを包丁で刺殺。その後、警視庁練馬署によって逮捕され、供述の一部が明らかにされている。

報道によると、熊沢容疑者は妻と英一郎さんの3人で暮らしていた。警察が現場に駆け付けた時、妻は不在だったという。1日午後3時40分ごろ、熊沢容疑者は自ら「息子を刺し殺した」と通報。警察官が駆け付けた際、英一郎さんは布団の上で胸などから血を流して倒れており、搬送先の病院で死亡が確認された。

事件当時、英一郎さんが小学校の運動会がうるさいと腹を立て、熊沢容疑者がなだめようとしたものの口論になり、殺害したという。捜査関係者によると、英一郎さんは引きこもりの傾向があり、家庭内暴力もあったと熊沢容疑者が供述しているほか、「川崎市で起きた殺傷事件が頭に浮かび、息子が周囲に危害を加えないようにしようと思った」という趣旨の供述をしているという。

報道によると、英一郎さんは都内で一人暮らしをしている時に、近所の人とゴミ出しなどが原因でトラブルになったこともあるという。その後、実家に戻り、両親と再び同居するようになっていた。自宅では、熊沢容疑者の殺意をほのめかすメモも見つかっており、強い殺意があったと見られている。

熊沢容疑者は元農水事務次官で、2005年から2008年にかけて、駐チェコ大使も務めていた。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年6月4日

  

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