実際の行動で環境整備 協議を通じて問題解決 (2)

人民網日本語版 2019年09月06日13:29

弁証法的にみると、不確定性に満ちた中米経済貿易摩擦には、事態が好転の機会を得ることを支えている安定的な力が常にある。この力は、アルゼンチンと大阪での中米首脳会談での共通認識が確定した方向性と道筋から来るものであり、協力を期待しウィンウィンを渇望する中米両国民の民意の基礎から来るものであり、中国がたゆまず踏み出す開放拡大の新たな歩みから来るものだ。中国は現在良好な産業環境の構築に力を入れ、技術基盤を強化し、産業融合を促進し、人材の育成とインセンティブを強化し、法的監督管理を強化し、国際協力を推進している。中国は米国を含む各国企業による中国での投資と経営を歓迎し、引き続き良好な投資環境を創造し、財産権と知的財産権を保護している。世界各国が共に感じているこうした現実は、中米経済貿易問題の解決に資する順方向の要素でもある。

中国側は常に理性、冷静さ、自制を保ち、協議の再開に向けた環境を整えている。世界の人々は皆、中米双方が互いに努力し、歩み寄ることを待ち望んでいる。フランスの国際問題専門家David Gosset(中国名「高大偉」)氏は冷静さと遠見が中米経済貿易協議の行方を決する鍵であることに目を向けている。米国メディアは10月の経済貿易協議を「世界経済を席巻し、ビジネス投資と信頼を損なった貿易戦争を沈静化させる新たな試み」と報じた。今回の協議が冷静さと遠見の持つ力をはっきりと示し、協力・ウィンウィンのチャンスをもたらし、世界の安定と繁栄に資することを、世界の人々は期待している。

アルゼンチンと大阪での中米首脳会談での共通認識を共にしっかりと実行に移し、冷静な姿勢で協議と協力を通じて問題を解決する。これは中米双方が引き受けるべき責任だ。(編集NA)

「人民網日本語版」2019年9月6日

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| 写真記事