2013年「中国のおばちゃん」たちが買いあさりに走った金製品(写真提供・新華社)。
投資、消費、輸出はGDP成長をけん引する「トロイカ」に例えられる。この言葉は、経済成長の原理について活き活きと分かりやすく説明している。
近年、中国は消費の基礎的役割と投資のカギとなる役割の発揮に力を注ぎ、内需の経済成長に対する寄与率が高まり続け、需要構造が徐々に合理化されてきた。
「中国のおばちゃん」層の消費力は、複数の消費層の消費力のポテンシャルを示している。軽視できないのは、「シルバー経済」を支える中高年層の存在だ。
データによると、2020年までに、全国で60歳以上の高齢者人口は2億5500万人前後に増え、総人口に占める比率は17.8%まで上がる見込みだ。高齢者消費市場規模は3兆7900億元に上り、高齢者向け産業が新たな経済成長源になる可能性がある。今後、観光やレジャー、高齢者ケア、日常的な居住に関わる消費の面で、新時代の中高年層が質の高い消費をけん引していくことになるだろう。
「中国のおばちゃん」は今、祖国の発展がもたらした幸福感を味わっている。彼女らが見せる強烈な財テク・消費ニーズは、中国経済の発展と国民財産の蓄積を示しており、中国各業界の発展と進歩を促す原動力にもなっている。(編集AK)
「人民網日本語版」2019年9月19日