春節後1週目の求人平均月収は9311元に上昇 金融業がトップ

人民網日本語版 2020年02月11日11:31

就職支援サイト・智聯招聘が10日に発表した調査報告によると、新型コロナウイルスによる肺炎が求人給与の上昇傾向に影響を与えることはなく、春節(旧正月、今年は1月25日)連休が明けて企業活動が再開された1週目、全国の中核都市38ヶ所の求人で提示された給与の平均は9311元(月収ベース、以下同。1元は約15.7円)となり、前年同期の8311元より14.52%増加した。中国新聞網が伝えた。

金融業の給与が引き続きトップで、ファンド・証券・先物取引・投資業界の平均求人給与は1万4428元で、前年同期に比べて30%以上増加した。

同報告によると、春節連休後の業務再開1週目に、不動産・建築・建築材料・プロジェクトにおける競争の度合いは全業界のトップを走り、金融関連業界は新型肺炎対策の時期にも高い給与と高い人気を保った。余暇の過ごし方が家にこもってインターネットをしたりドラマを長時間見続けたりするものへと変わるにつれ、文化発信業界の人気も上昇した。

また同報告によると、新型コロナウイルス肺炎の感染拡大により2020年の春節連休は延長され、企業の活動再開の状況はそれぞれに異なり、再開の時期を2月10日まで遅らせた企業が半数を超えた。連休後の業務再開1週目(2月3-10日)、企業の求人数は前年同期比71.66%減少し、求職者は感染状況の影響による調整に一層敏感に反応し、履歴書の送付件数は同83.35%激減した。

しかし企業に専門的サービスやコンサルティングサービスを提供する業界は全体の流れとは逆に上昇傾向を示し、連休後1週目の求人数は全業界中の6.18%を占め、前年同期より1.5ポイント上昇した。不動産・建築・建築材料・プロジェクト業界の求人数の占める割合も1.46ポイント上昇した。

このほか、感染が拡大する中で医薬品・バイオテクノロジー業界の求人数の占める割合が上昇し、公共健康への注目度が急速に高まる中、医療業界の情報化とオンライン化が医療業界全体に急速な広がりをもたらした。同様に、教育業界も同じように小さなブームを迎え、各種のレッスンがオフラインからオンラインへと転換せざるを得ず、成熟した技術と市場を推進するパワーが今、早急に必要とされている。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年2月11日

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