孔鉉佑駐日大使は1月31日、日本弁理士会の正林真之副会長、日本再生医療技術株式会社の馬場稔正社長と面会し、彼らが中国の新型コロナウイルス感染による肺炎対策支援として寄付した医療用外科マスク3万5千個の寄付を受け取った。
正林副会長と馬場社長は中国国内の感染拡大について見舞いの言葉を述べ、「東日本大震災であれ、熊本地震であれ、中国各界から援助の手が差し伸べられ、日本人を感動させた。現在、中国は困難な状況にある。日本は当然のこととして全力で支援し、中国の長年にわたる恩に報いるべきだ」との意を示した。
孔大使はこうした善意に感謝し、「互いに助け合うことは中日両国の優れた伝統だ。新型肺炎の感染が拡大して以来、日本各界がすぐさま困難を克服して支援金や物資を寄せたことに対し、中国は感謝と敬意を表する。大使館は物資を最も必要としている場所に早急に輸送する。現在、中国は全力で感染拡大の阻止に当たっている。我々は今回の感染阻止の闘いに打ち勝ち、国民が一日も早く普段通りの生活を取り戻すことができるようにする自信と能力があり、その見通しも立っている。中国は今後も引き続き日本を含む国際社会との協力を強化し、共に感染拡大阻止の対策を講じ、世界の公共衛生の安全を守っていく」と述べた。
おおまかな統計によると、2020年1月30日17時現在、日本在留華僑界及び日本各界から中国の感染が深刻な地区に対する募金は日本円で1357万8千円、人民元で1132万5千元(1元は約15.62円)集まっており、またマスク約284万枚、防護服7万3千着、医療用ゴーグル約8万個、粉末消毒薬1トン、ゴム手袋2万6千組、サーモガン6千個、体温計1万個の寄付が集まっている。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年2月2日