「仕事再開待ち」84% デリバリー・運転手は半数が再開

人民網日本語版 2020年02月06日14:50

生活サービスサイト・58同城が5日に発表した調査研究報告書によると、全国の働く人々のうち「現時点で仕事が再開していない」状態にある人は84%に上り、再開率が高い職種は食品デリバリーの配達員、運転手、ハウスキーパーなどで、いずれも再開率が50%だという。中国新聞網が伝えた。

データによると、再開を待つ人の中には、「春節(旧正月、今年は1月25日)の連休前に受け取った通知よりも休みが延びた」という人が30%おり、「再開の日時は未定」は29%、「連休前の通知通りに再開」は22%、「会社は再開したが自分が会社に行けていない」が4%だった。また仕事を再開した16%の人のうち、「連休前の通知通りに再開した」は10%、「連休前の通知よりも再開が早まった」は5%だった。

同報告によると、新型コロナウイルスの感染による肺炎の流行期間中、多くの企業は再開の日取りを遅らせており、「所属する企業の再開の日時は未確定」という人が29%に上った。また「連休前の通知よりも再開を早めた」企業は5%あり、こうした企業は医療機器、防疫用物資製造、物流、小売などの産業が多く、新型コロナウイルス肺炎対策および物資の供給保障・価格安定に向けた正常な運営を行うために始業時間も早めている。

またデータからわかるのは、目下、再開率が高い職種は食品デリバリーの配達員、運転手、ハウスキーパーなどで、いずれも待機率が50%だった。つまりこの3職種は半数がすでに仕事を再開したということだ。

人が大勢いる空間で食事することを避けようと、多くの消費者が食品デリバリーを注文して家で食べることを選択したため、食品デリバリー配達員の再開率が高くなった。路線バスや地下鉄には乗りたくないが、外に出なければならない人は、オンライン配車のタクシーで出かけることが多いため、また医療物資や宅配便の荷物は長距離輸送の必要があるため、運転手の再開率も高くなった。

販売員、警備員、宅配便配達員も待機率が低く、順に54%、63%、67%となっている。

同報告は、「新型コロナウイルス肺炎対策が行われている間も、スーパーや薬局などの小売店舗は通常通り営業するため、多く販売員たちが現場に投入されることになった。大衆による感染症対策に向けて、多くの団地が『出入りの記録』、『体温測定』、『出口の封鎖』などを始めたため、より多くの警備員が必要になった。これと同時に、消費者が外に出て買い物する回数を減らし、ECの買い物を利用するようになって、物流ニーズが拡大したため、多くの宅配便配達員が職場に復帰して業務を再開した」と分析した。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年2月6日

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