大学卒業後、楊さんは米国でデザインを勉強し、「海外で何年か暮らして、中国の文化を大切にし、PRしなければならないとより強く感じるようになった」という。
そして、フィギュアを作るというのが夢という楊さんは、カプセルトイが中国で流行しているのを見て、「中国の伝統文化関連の商品は少ないことに気付いた」という。「子供の頃から今に至るまで、『紅楼夢』がずっと大好き。そして、偶然にも、伝統文化のPRをしたいと考えている崔恒彬さんと出会い、みんなで『紅楼夢』版のカプセルトイを作ることにした」という。
楊さんらは10万元(1元は約15.6円)の資金を調達する計画だったものの、現時点でその額は40万元を超えている。第一弾として製作された「紅楼夢」の十数種類のフィギュアはネット上で大きな話題となり、「新しいフィギュアを早く作ってほしい」という要望がネットユーザーから次々に寄せられるようになっている。