
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は4月1日、「新型コロナウイルス肺炎の大流行(パンデミック)により、この数週間、世界で新たに確認された感染者が指数関数レベルで増加し、感染状況はほとんどすべての国・地域に広がり、今後数日間で世界の感染者数が100万人に達し、死亡者は5万人を上回る」との見通しを示した。新華社が伝えた。
アフリカや中・南米地域の感染者数は相対的に少ないものの、WHOは感染拡大がこれらの地域に深刻な社会・経済・政治面への影響を及ぼすことを懸念している。テドロス事務局長は、これらの国が感染者の発見・検査・隔離・治療を行い、感染者との接触者を特定できるようサポートを呼びかけた。
テドロス事務局長は同時に、各国政府に対し、社会福祉措置を実施し、弱い立場にある人々がこの危機においても食料やその他生活必需品を確実に入手できるよう配慮することを呼びかけた。そのため、WHOと世界銀行、国際通貨基金(IMF)は発展途上国の債務を軽減・免除するよう求めた。テドロス事務局長は、「こうした国にとって、その国民に配慮し、経済崩壊を回避するために、その債務を軽減・免除することは極めて重要だ」と述べた。
新型コロナウイルスは全く新しいウイルスであるため、WHOは再び各国に対して治療に関する試験への協力と参加を呼びかけている。この試験は、4種類の薬及びその組み合わせの新型コロナウイルス肺炎治療における安全性と有効性を比較するものだ。
また、国によってコミュニティ内でのマスク使用に関する議論が起こっていることを受け、WHOは現有のエビデンスをさらに広く収集し、マスクの使用がコミュニティ内の感染抑制において果たす効果を引き続き評価していくと発表した。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年4月2日
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