現地時間今月26日、英国のシンクタンクZ/Yenグループはロンドンで、最新の世界金融センター指数(GFCI 27)を発表した。同ランキングの世界金融センタートップ5は、上から順に、ニューヨーク、ロンドン、東京、上海、シンガポールだった。ニューヨークとロンドンは1位と2位の座をキープした。順位の上げ幅が最も大きかったのは東京で、順位を3つ上げて3位にランク入りした。上海は順位を1つ上げて4位だった。一方、シンガポールは順位を1つ落として5位だった。
上海について、今回のランキング作成責任者のZ/YenのMike Wardle氏は、「上海はここ10年、世界をリードする国際金融センターへと成長している。その発展には勢いがあり、安定しており、素晴らしい」と評価している。
10年前、中国国務院常務会議で、「経済にサービスを提供することをメインにした産業構造を率先して形成し、上海国際金融センターと国際海運センター建設の推進を加速することに関する意見」が可決され、上海国際金融センターの建設が正式に国家戦略となった。
Wardle氏は、「現在がランキングで上位に入っているのは、主に上海の国際金融センター建設の成果が大きく表れているからだ。今の上海は、金融業のインフラが優れており、ハイレベル人材がたくさん集まり、高等教育体系が整い、生活環境が良好な国際的に非常に重要な金融都市になっている」と評価する。
今回のランキングの6‐10位は、香港、北京、サンフランシスコ、ジュネーヴ、ロサンゼルスだった。トップ20には中国から上海、香港、北京、深セン、広州の5都市がランクインしている。
アジアの都市が台頭し存在感を示しているのが今回のランキングの特徴となっていることは注目に値する。世界金融センタートップ10に、アジアから5都市がランク入りしている。獲得ポイントを見ると、それら5都市と2位の差はいずれも10ポイント以内と肉薄している。
Wardle氏は、「ニューヨーク・ロンドン・香港の三つ巴だった世界金融センターの勢力図は、近い将来、2都市の一騎打ちへと変わり、その一角を担うのがアジアの金融センターになる可能性がある」と予想している。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年3月30日
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