新型コロナウイルス肺炎患者が治癒後、肺機能が正常に戻らず、運動能力にある程度の影響が及ぶことを懸念する人がいる。これらの噂は本当なのだろうか。人民網が伝えた。
一般的に軽症・中度の患者は治療により治癒し、いかなる後遺症も残ることがなく、肺機能は完全に回復できる。しかし一部の重症者は急性呼吸窮迫症候群、膿毒症ショック、調整が困難な代謝的酸性血症及び凝血機能障害に急激に悪化するほか、複数器官の機能衰弱などが生じる。これらの深刻な合併症が生じれば、肺機能が正常な状態に戻るのは困難だ。
そのため患者の肺機能が回復するかは、症状の深刻さによって判断しなければならず、一律に論じることができない。
新型コロナウイルスの主な攻撃対象は肺だ。しかし既存の臨床資料によると、肺は攻撃を受けても治癒後の後遺症が非常に少ない。そのため一般的に運動能力に影響はない。短期的に影響を受けたとしても、リハビリと訓練により回復できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年4月14日