劉慈欣の大ヒット小説「三体」のドラマ版が6月にクランクインへ

4月28日に開催された「2020年第26回北京テレビ番組交易会青年プロデューサーフォーラム」で、脚本家で、プロデューサーの白一■氏（■は馬へんに悤）が、中国のSF作家・劉慈欣氏の名作「三体」のドラマ版が3月にクランクインする予定だったものの、新型コロナウイルス感染流行を背景に、6月に延期されたことを明らかにし、「ロケ地や計画が何度も変更されており、同時に、製作グループのメンバーの安全性も考慮しなければならない」と述べた。

ドラマ版「三体」は、2019年5月に届出が終わり、楊文軍監督がメガホンを取り、俳優の張魯一（チャン・ルイー）が主役、王子文（ワン・ズーウェン）がヒロインを務めることが決まっている。楊監督はこれまでに、映画「マイ・サンシャイン～何以笙簫默～」やドラマ「刀客家族的女人（Woman in a Family of Daoke）」、「扶揺(フーヤオ)～伝説の皇后～」などを手掛けてきた。

映画版「三体」は2015年にクランクインし、俳優の馮紹峰（ウィリアム・フォン）、呉剛（ウー・ガン)、杜淳（ドゥー・チュン）、女優の張静初（チャン・ジンチュー)、唐嫣(ティファニー・タン)などが主演で、張番番(チャン・ファンファン）監督がメガホンを取ったものの、現時点では封切には至っていない。その他、動画共有サイトのbilibili（ビリビリ）が主導のアニメ版「三体」も製作中で、アニメ番組「我的三体(My Three Body)」シリーズはシーズン3まで配信されている。

（編集KN）

「人民網日本語版」2020年4月30日