中国大学統一入学試験(通称「高考」)が今年も終わり、各大学は新入生の募集を準備しているほか、多くの大学が新たなデザインの合格通知書を打ち出している。あなたのお気に入りの合格通知書を探してみよう。
南開大学では合格通知書と共に小さな紫色の包みを同封しており、パッケージには「一元復始、万象新生(新しい年が始まり、あらゆる物も新たになる)」の文字がデザインされているほか、蓮の種2粒が入っている。大学側は、「新入生には2粒のうち1粒を故郷に撒いて、初心を忘れずに、もう1粒を大学に持参して、その成長を見守ってほしい」としている。
山東大学の合格通知書は、折り加工デザインが施されており、封筒の表には「山」の字をモチーフにした左右対称の校門が金色でデザインされている。折り加工の部分を伸ばすと全長120センチにもなり、新入生と共に創立120周年を迎えることを期待する気持ちが込められている。
哈爾浜(ハルビン)工業大学は、今年の新入生のために、特別な合格通知書を準備。宇宙を旅してきた創立100年を記念する印章が押されているほか、創立100年以来の輝かしい瞬間を記録したシンプルなイラストも描かれている。顔面偏差値が高く、厳かな雰囲気を漂わせ、コレクション価値も備えている。
北京科技大学の今年の合格通知書は赤をベースにしたデザイン。右側には時計が描かれ、ホワイトの文字盤の2時間ほどの部分だけがぽっかり空いていて、文字盤を回すと、その空いている部分から中に描かれた同校のシンボルマークである建築物が見える仕組みになっている。
清華大学の大学院生の合格通知書は、横開きタイプになっており、清華のスクールカラーである紫をベースに、キャンパス内のシンボルマークとなる建物を美しくコラボしたイラストが描かれ、同校の積み重ねられてきた文化が表現されている。
上海交通大学の2020年新版合格通知書は立体的なデザインで、カバーには開封前、校門の輪郭だけが見えており、中の合格通知書をゆっくりと引き抜くと、少しずつ校門が開いて、中に描かれた校門の色が見えてくる仕組みになっている。通知書には「Welcome to SJTU」と書かれているほか、120年以上の歴史を誇る同校の年表も刻まれている。
武漢大学の合格通知書はキャンパス内の中国と西洋の歴史・文化がコラボする建物にインスピレーションを得ており、歴史ある建物の壁の色をベースにして、とてもアンティークで落ち着いた雰囲気を漂わせている。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年7月28日