資料写真:ライブ配信を行う業者。(撮影・李典)
ライブ配信とショート動画は今後どれくらい人気が続く続くか。「耳経済」の市場はどれくらいの規模か。5Gはどのような変革をもたらすか。中国のニューメディア発展の10大トレンドを予想した報告書「ニューメディア青書:中国ニューメディア発展報告No.11(2020)」がこのほど発表された。中国新聞網が伝えた。
ネット大手の新たなサーキット場 スーパーアプリ生態圏を積極的に展開
同報告書によると、現在、中国のニューメディア発展には次の10のトレンドがみられるという。▽新インフラ整備によりデジタル経済が全面的な加速・質向上の段階を迎えた▽インターネットのセキュリティ構築が厳格な管理・コントロールと開放・イノベーションの同時進行を重視するようになった▽ライブ配信とショート動画が黄金発展に向かうサーキット場にいる▽「5Gプラス」が産業のインターネットの局面の変化を加速している▽ネット大手がスーパーアプリ生態圏の展開を積極的に進めている▽ネットの海外進出が新たな段階の発展チャンスと課題に直面している▽ミニ発信の価値とメディア融合の価値が本質に回帰している▽「耳経済」が市場の発展の活力をかき立てている▽ネット文化が「枠を破る」発展トレンドをみせている▽デジタル社会のガバナンス共同体の建設が絶えず推進されている。
具体的にみると、同報告書は、新型コロナウイルス感染症が中国の産業のインターネットの発展プロセスを加速させ、従来型産業のデジタル化発展という共通認識がさらに確固としたものになり、産業のインターネット化の実践が加速的に推進されているという。
これから、5G、クラウドコンピューティング、ビッグデータ、人工知能(AI)、ブロックチェーンなどの技術が産業の発展に密接に融合し、製品の研究開発が高度化し、産業チェーンは最適化し、新しい製品のタイプ、ビジネスモデル、管理サービスが生まれることが予想される。
またネット企業がライブ配信のサーキット場に次々と足を踏み入れ、ライブ配信の機能はSNSやECなどのモバイル応用の標準装備になった。「ライブ配信+」がすべてのことをライブ配信できる情景を作り出し、ライブ配信とショート動画は大きな利益を生み出している。