今月3日、ミャンマー籍の女性・楊某が、子供3人、家政婦2人を連れて、ミャンマーから中国へ密入国し、瑞麗市に滞在するようになった。その後13日、疫学調査、PCR検査結果、臨床診療資料などに基づき、楊某と家政婦・依某の新型コロナウイルス感染が確認され、ミャンマーからの流入症例と判断された。
雲南省徳宏傣(タイ)族景頗(チンポー)族自治州瑞麗市は今月14日夜、新型コロナウイルス対策に関する記者会見を開催し、今後の対策について説明した。人民網が報じた。
会見によると、瑞麗市は14日以降、以下の緊急対策を講じている。
(1)瑞麗市内の全ての住民を対象にPCR検査を展開する。費用は政府が負担する。実施のガイドラインは確定次第、発表される。
(2)9月14日午後10時以降、特別な理由がない限り、住民は瑞麗市城区(市街地)の出入りが禁じられる。期間は1週間とする(暫定)。
(3)市全域の住民は自宅隔離しなければならない。
(4)密入国者を徹底的に取り締まって撲滅する。公安機関は現在、楊某に対して法律に基づいて刑事責任を追及しており、密入国を計画したり、密入国者と協力したり、収容したりした者に対しては法律に基づいて厳罰が下される。
(5)瑞麗市内の住民は「中華人民共和国伝染病防治法」に基づき、PCR検査関連の各業務に協力しなければならない。
(6)9月12日0時以降に瑞麗市から出た人は、現地のコミュニティに自己申告し、PCR検査を受けなければならない。
(編集KN)
「人民網日本語版」2020年9月16日