浙江 25年までに「義新欧」貨物列車を年2千本運行

人民網日本語版 2020年11月25日16:52

浙江省の関係機関が24日に杭州市で開催した記者会見によると、同省はこのほど「義烏・寧波・舟山開放大ルート西方面延長行動プラン」を打ち出し、2025年をめどに金華-義烏港のラインを長江デルタ地域最大の鉄道国際内陸港及び国際定期貨物列車「中欧班列」の集散センターとし、貨物処理能力を400万TEU(40フィート標準コンテナ換算)、海上・鉄道連携輸送量を40万TEUに引き上げ、義烏-新疆維吾爾(ウイグル)自治区-欧州間の列車運行本数が年間2千本に達することを目指すとした。中国新聞網が伝えた。

浙江省発展・改革委員会一級巡視員の徐幸氏は、「現在、義新欧間の貨物列車は金華と義烏のダブルプラットフォームによる運行を実現し、今年は年間の目標運行本数1千本を2ヶ月前倒しして達成した。今年10月21日までに、義新欧間の貨物列車は運行本数が1千本、貨物輸送量が8万3千TEUで前年同期比203%増となり、中国全体の貨物輸送量の約10%を占めた」と述べた。

義新欧間の貨物列車の集貨ネットワークを西へと延長するため、同プランではプラットフォームの統合を深化し、義新欧間鉄道国際連携輸送の貨物列車2大プラットフォームである金華と義烏の市場化と一体化した運営を打ち出した。義烏・寧波・舟山開放大ルートの西方面に向けた物流拠点と仕分け集散センターをよりどころに、衢州貨物取り扱い拠点を建設し、義新欧間の貨物列車の沿線に集貨倉庫、域外倉庫、域内倉庫の「3倉庫」を共同建設する配置を進めるという。

徐氏は、「このほか、義新欧間貨物列車における海上輸送から陸上輸送への転換や相互接続を統一的に推進し、付加価値の高い海上輸送貨物の同貨物列車への転換輸送を積極的に開拓し、同列車と海上・鉄道連携輸送との相互接続を刷新し推進していく」と述べた。

同プランの目標によると、25年をめどに、義烏・寧波・舟山開放大ルートにおける越境ECネット小売の年間取引額は2千億元(1元は約15.9円)以上、義烏国際小商品市場のオンラインとオフラインを合わせた取引額は7千億元以上を目指す。

義烏・寧波・舟山開放大ルートの西方面への延長については、重大基幹プロジェクト55件を計画・実施し、総投資額は約4044億8600万元に達する見込みだ。このうち重大なシンボル的プロジェクトは15件で、総投資額は2677億5千万元に上る。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年11月25日 

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