つまんだり、練ったり、伸ばしたりしながら、じっと手先を見つめて、小さな彫刻刀を使い巧みにポイントを捉え、切ったり、刻んだり、削ったりしていく。しばらくすると、小さな妖精のような精巧な人形が、河南省新郷市延津県に住む「80後(1980年代生まれ)」の青年・趙修旭さんの手の中で生まれた。中国新聞網が伝えた。
1984年11月に河南省新郷市延津県魏丘郷趙留店村に産まれた趙さんは、同県の無形文化遺産である「伝統手工芸・面塑(しん粉細工)」の伝承人だ。「面塑」は、「面花」や「捏面人」とも呼ばれる中国に伝わる民間伝統手工芸。小麦粉を材料に、カラフルな色をつけ、手と簡単な道具を使って、さまざまな活き活きとした作品を作り出している。(編集KM)
「人民網日本語版」2021年3月22日