卓球の世界チャンピオンになった中国人選手は116人に

人民網日本語版 2021年05月07日14:36

中国卓球協会の統計によると、今年4月の時点で、中国人選手116人が卓球で世界チャンピオンになり、金メダル244枚を獲得してきた。うち、五輪の金メダルが28枚(団体が6枚、シングルスが22枚)だった。

資料写真、授賞式に参加する中国卓球協会の劉国梁会長(撮影・陳文)。

中国卓球チームは1952年に結成された。そして、1959年にドイツ・ドルトムントで開催された第25回世界卓球選手権の男子シングルスで、容国団選手が見事優勝して、中国初のスポーツ世界大会金メダルをもたらした。

1961年に、第26回世界卓球選手権が北京で開催。中国は初となる男子団体金メダルを獲得したほか、邱鐘惠選手が女子シングルスで、ハンガリーの選手との激戦を制して、新中国成立後、世界チャンピオンとなった初の女子スポーツ選手となった。

1963年にチェコ・プラハで開催された第27回世界卓球選手権では、世界の強豪選手が名を連ねていたものの、中国は男子団体、男子シングルス、男子ダブルスで金メダルを奪取した。

その後、スロベニア・リュブリャナで行われた第28回世界卓球選手権では、7種目のうち5種目で、中国は金メダルを獲得。銀メダル4枚、銅メダル7枚を獲得した。男子団体では3連覇を達成した。また、男子シングルスでは、荘則棟選手が3回目の世界チャンピオンとなった。女子団体でも、決勝で日本を破り、初めてコルビヨンカップ(Corbillon Cup)を手にした。

1988年、卓球が初めて五輪の正式種目となり、中国は男子ダブルスと女子シングルスで金メダルを獲得。1992年のバルセロナ五輪の男子ダブルスでは、王涛と呂林のペアが、ドイツのシュテファン・フェッツナーとヨルグ・ロスコフのペアを破って、金メダルを獲得した。また、鄧亜萍選手は、女子シングルスと女子ダブルスで金メダルを獲得し、一躍スター選手となった。

1996年のアトランタ五輪の卓球で、中国は金メダル4枚を総なめ。12年後の北京五輪では、男子団体、女子団体、男子シングルス、女子シングルスの全4種目で再び金メダルを総なめにしたほか、男女シングルスでは1位から3位までを中国が独占するなど、奇跡を起こした。

2012年のロンドン五輪でも、中国は4度目となる金メダル4枚総なめを達成した。2016年のリオデジャネイロ五輪では、金メダル4枚、銀メダル2枚と、他の国を全く寄せ付けなかった。

中国卓球協会の統計によると、今年4月の時点で、中国人選手116人が卓球で世界チャンピオンになり、金メダル244枚を獲得してきた。うち、五輪の金メダルが28枚(団体が6枚、シングルスが22枚)だ。世界卓球選手権だけを見ると、金メダルは145枚(団体が42枚、シングルスが103枚。他国選手とペアを組んで獲得した金メダルは0.5枚で計算)。ワールドカップだけを見ると、金メダル71枚(団体が21枚、シングルスが50枚<女子ダブルス1枚を含む>)を獲得してきた。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年5月7日

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