浙江省最大の洋上風力発電クラスター、電力網に接続

人民網日本語版 2021年05月18日13:23

浙江省舟山市北部海域にある岱山4号洋上風力発電所。写真は取材対象者が提供。

浙江省舟山市北部海域にある岱山4号洋上風力発電電力網接続プロジェクトが16日、順調に稼働開始した。海の風が送り込むグリーンエネルギーが大型送電網により舟山市魚山島に届き、クリーン・低炭素のエネルギー使用サポートを提供する。科技日報が伝えた。

同海域の中広核岱山4号、嵊泗5号、6号洋上風力発電所は、浙江省最大の洋上風力発電クラスターだ。今回電力網に接続した岱山4号洋上風力発電所の風力発電機は計54台、総発電設備容量は234MWで、毎年電力網に6億1800万kWhを送電できる。

国網舟山給電公司の関係責任者は「同等規模の火力発電と比べると、これらの風力発電機は毎年、標準石炭の使用量を17万トン、各種ガスの排出量を約47万トン削減でき、グリーンエネルギーの完全利用を実現する。これらの電力はすべて浙江舟山グリーン石油化学拠点で使用され、石油化学拠点のグリーン電力供給を拡大する」と述べた。

2020年末現在、舟山市には普陀風力発電所と岱山風力発電所の2つの洋上風力発電所、長白風力発電所、岑港風力発電所、金塘風力発電所、大衢風力発電所、東緑華風力発電所の5つの地域集中型風力発電所がある。電力網に接続し稼働開始した総発電設備容量は65万4000kWにのぼり、発電規模は浙江省全体の風力発電の約3割を占めている。

同責任者は「嵊泗5号、6号洋上風力発電所が今後、大型送電網に接続する。完成・稼働後の毎年の送電量は14億4000万kWhにのぼり、舟山群島に持続的にグリーンな原動力を注ぎ、現地の油ガス全産業チェーンの発展に寄与する」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年5月18日

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| おすすめ写真

ランキング