国防部、日本の防衛相による靖国神社参拝について

人民網日本語版 2021年08月15日13:56

国防部(省)の呉謙報道官は13日、日本の防衛相が靖国神社を参拝したことについて、記者からの質問に答えた。

【記者】メディアの報道によると、8月15日の日本の敗戦記念日を前にして、岸信夫防衛相が13日午後に靖国神社を参拝した。日本の現職の防衛相による2回目の靖国参拝となる。これについてのコメントは。

【呉報道官】中国は日本の防衛相が靖国神社を参拝したことについて強い不満と断固たる反対を表明し、日本に厳正な申し入れを行った。

周知のように、靖国神社は日本の軍国主義が発動した対外侵略戦争の精神的な道具、象徴であり、あの侵略戦争に重大な責任を負うべきA級戦犯14人が合祀(ごうし)されている。日本の防衛相による靖国参拝は、日本の侵略の歴史に対する誤った姿勢と第二次世界大戦後の国際秩序に挑戦する悪辣なたくらみを改めて示すものだ。歴史を直視できなければ、未来はない。中国は日本が侵略の歴史を真剣に振り返り、歴史の教訓を常に胸に刻み、誤りを正す措置を取り、実際の行動によってアジアの隣国と国際社会から信頼を得るようにすることを求める。

最近の一時期より、日本の防衛当局は中国に関する問題で絶えず消極的かつマイナスの行動を取り、域外国と結託して中国の国防政策と軍隊の建設発展について中国の顔に泥を塗り中国を中傷し、中国を想定した軍事演習を大々的に行い、完全に中国の内政に属する台湾地区の問題に乱暴に介入し、南中国海で挑発的な行動を取り、中日防衛関係の発展を甚だしく妨害した。中国は、日本が冷戦思考を捨て去り、中日間の4つの政治文書の精神に基づき、内政の相互尊重と相互不干渉を基礎として、中国と向き合って進み、中日防衛関係の正しい軌道に沿った発展を推進するよう促す。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年8月15日

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