中央人民政府駐香港特別行政区連絡弁公室(中連弁)報道官は15日の談話で、「法律と社会世論の強大な圧力に迫られて、『民間人権陣線』(民陣)が15日、解散を発表した。『反中・香港攪乱』を使命とするこの非合法組織は、長年にわたってみだりに法治の譲れぬ一線に挑戦し、恣意的に社会の共通利益を損ない、香港地区社会各界の強い義憤を呼んできた。その瓦解は人々が心から待ち望んできたことであり、自業自得だ。香港中連弁は香港特区政府が法律に基づいて事を処理し、その違法行為を徹底的に追及することを断固として支持する。香港地区国家安全維持法の施行、香港地区の混乱から安定への移行という大きな背景の下、反中・香港攪乱の立場を貫くいかなる者、いかなる組織も行き詰まりとなるのは必至だ」と指摘した。新華社が伝えた。
また報道官は、「香港警察は15日、『民陣』が未登録の非合法運営組織であることを改めて声明した。警察は、組織及び構成員の犯した犯罪行為の刑事責任が、組織の解散または構成員の辞任により消滅することはなく、香港地区国家安全維持法その他法律に違反していないか全力で追及することを強調した。我々は特区政府と警察が『民陣』による違法と疑われる行為を法律に基づいて起訴し、首謀者を処罰することを断固として支持する。また、いまだに間違った道をさまよっている組織や個人には、悔い改めて正しい道に戻るよう忠告する。積極的に捜査に協力し、真心から法治を尊重することこそが、唯一の活路だ」と強調。
さらに、「混乱を収拾し、秩序を回復し、正しい軌道に戻ることは、香港地区社会の民意であり大勢だ。国家の根本的利益と香港地区の長期的繁栄・安定に関わる原則的是非の問題において、法治の尊厳を全力で守ってこそ、香港地区同胞の利益を力強く守り、『一国二制度』の長期的安定を確保することができる」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年8月16日