料理ロボットの導入で進む飲食のスマート化

人民網日本語版 2021年08月24日13:36

8月中旬のある日の午前中、山東省青島市の即墨経済開発区科学技術革新センターにある「味来逸站」という店名のロボットレストランをのぞいてみると、空席が1つもなく、店の一方の壁には冷蔵庫そっくりの「グルメロボット」数台が整然と並んでいた。客が料理を注文すると、店員が必要な分量の食材と調味料をロボットに投入し、食材のパッケージのQRコードをスキャンして扉を閉め、「スタート」を押す。するとロボットが調理を始め、10分も経たずに、おいしそうで見た目も食欲をそそる豚肉の細切り炒め、エビとカシューナッツの炒め、スパイシーザリガニなどの料理ができあがり、テーブルに運ばれる。人民日報海外版が伝えた。

飲食業界と人工知能(AI)技術が結びつき、流れに乗ってグルメロボットが登場した。これは飲食業界が工業化、スマート化、自動化に進む産物だ。中国農業大学食品科学・栄養工学学院の教授で、世界中華料理産業連合会中華料理工業化専門委員会の副会長と事務局長を務める李全宏氏は、「AI技術の飲食業界への浸透が加速するにつれ、『無人レストラン』、『スマートレストラン』などの新しい運営モデルが次々登場し、飲食業界チェーンを再編成し、レストラン内での料理が中心だった従来型飲食業界モデルを変革し、飲食業界の主要加工段階を食材の生産地や加工拠点に移している。こうして飲食業界の工業化、大規模化、スマート化の流れに応じて、特徴的で標準化された食材栽培拠点を育成することが第1次産業、第2次産業、第3次産業の融合発展を実現するための重要な足掛かりになった」と説明した。

新型コロナウイルス感染症は「スマートレストラン」が誕生した大きな外的要因だ。感染症対策のニーズを受けて、非接触式、セルフサービス式の飲食スタイルがひそやかに誕生し、高度にスマート化されたロボットレストランが人気を集めるようになった。中国調理協会の姜俊賢会長は、「感染症により食品の安全性、栄養バランスが良くヘルシーな飲食消費への消費者の意識が一層高まり、消費ニーズが製品、サービス、供給スタイル、飲食文化などさまざまな角度で絶えず向上し、飲食業界は各段階の緊密な協力と全産業チェーンの協調発展を重視するよう促され、飲食サービスは食材の安全性、季節性、鮮度保持の重要性に対する認識を絶えず強化するよう促され、業界がメニューの栄養バランスとヘルシーさをより重視するようになり、また飲食をする環境が科学的で快適であることをより重視するようになる」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年8月24日

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