23日午前5時35分、二十四節気の14番目で、秋を6つに分けたうちの2番目の節気「処暑」を迎えた。人民日報が報じた。
「処」は去なり。「処暑」は、暑さが落ち着いて朝夕が涼しくなり、爽やかな秋の気配が感じられる時季だ。空には様々な形の雲が浮かび、黄色に染まった木々の葉が地面に落ち、秋らしく、静かで落ち着いた美しい景色が広がる。
暑さが落ち着くと同時に、作物の収穫の時期も目前に迫っている。また、アヒルの脂が最ものる時期でもあるため、中国には「処暑」にアヒルの肉を食べる習慣がある。
沿海の一部の地域では、この時期に漁が解禁となる。大漁への期待を胸に、漁民らは次々に船で海に出る。
秋になると、少しずつ涼しくなるため、睡眠時間を適度に増やせば、「秋バテ」を予防できると同時に、冬の到来に備えて英気を養い力を蓄えることにもなる。
中国には、「春は厚着に、秋は薄着に」という諺があるように、少しずつ着る服を増やし、特に朝晩は暖かくしたほうが健康に良い。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年8月23日