東京五輪の射撃女子に出場した楊倩選手と史夢瑶選手が20日、在籍する清華大学に戻り、「凱旋歓迎会」に出席した。うち、射撃女子10メートルエアライフルで金メダルを獲得した楊選手は、東京五輪を目指して努力を積み重ねた忘れ難い日々について語ったほか、金メダルを授与された表彰式の時に着ていたユニフォームと東京五輪のマスコットキャラクターを大学に寄贈した。人民網が報じた。
清華大学の副学長で、射撃チームの楊斌監督は、楊選手と史選手が清華大に戻り、キャンパスライフを再開させることを歓迎し、「2人はスポーツ競技で素晴らしい成績を収めた。さらに、その向上心は清華の精神、スポーツの精神、時代の精神を最も素晴らしい形で体現した」と絶賛した。
2018年に清華大学経済管理学院に入学した楊選手は、「私はスポーツと教育の融合という教育政策の恩恵を受けている。清華大学は私を多くの面で成長させてくれ、清華の精神が成長と進歩を続けるよう鼓舞してくれている。そして、五輪を目指して準備し、五輪で奮闘するための強いメンタルを与えてくれた。清華出身のアスリートとして、初心を忘れず、前進を続け、真面目に勉強し、真剣に練習に励み、清華のため、祖国のためにさらに多くの栄誉を得るよう努め、中国のスポーツ事業のために自分がなすべき貢献をしていきたい」と語った。
歓迎会終了後、楊選手は金メダルを授与された時に着ていたユニフォームと東京五輪のマスコットキャラクターを大学に寄贈した。そして清華大学校の日時計の前で、再び両腕でハートの形を作った。
清華大学射撃チームは1999年10月に復活し、今では同大学のハイレベルなスポーツチームとなっている。現在、メンバー22人が所属している。2020年末の時点で、同チームは全国大(中)学生射撃選手権大会、青年運動会、全国運動会、アジア競技大会、ユニバーシアード、ワールドカップ、世界選手権、五輪など、中国国内外の各種大会で725個のメダルを獲得してきた。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年8月23日