中国の天然ガスパイプライン、総延長11万キロメートルに

人民網日本語版 2021年08月24日13:15

国家エネルギー局石油天然ガス司などの当局がこのほど発表した「中国天然ガス発展報告書(2021)」によると、中国の天然ガス多元的供給体制の改善が続き、「全国一枚の網」がほぼ形成された。第13次五カ年計画期間(2016-20年)に完成した長距離パイプラインは累計4万6000キロメートルで、全国の天然ガスパイプラインの総延長が約11万キロメートルに達した。人民日報が伝えた。

天然ガスの備蓄・生産拡大の効果が顕著だった。第13次五カ年計画期間中、油ガス探査・開発の投資総額は1兆3600億元(1元は約16.9円)で、年平均7%増だった。昨年の全国天然ガス生産量は前年比9.8%増の1925億立方メートルで、生産量の増加分が4年連続で100億立方メートルを超えた。

天然ガスの消費が安定的に増加した。昨年の天然ガス消費量は3280億立方メートルで、15年比70%増の1348億立方メートルとなった。第13次五カ年計画期間中に増加した天然ガス消費量は、同等の発熱量の石炭と比べた場合、CO2排出量を5億7000万トン、二酸化硫黄排出量を630万トン削減した。

天然ガス備蓄施設の建設ペースが上がった。昨年の暖房シーズン前時点の全国天然ガス備蓄能力は234億立方メートルにのぼり、天然ガス消費量に占める割合は15年を2.9ポイント上回る約7.2%だった。

天然ガス産業の質の高い発展も、投資成長をけん引する重要なエンジンになった。第13次五カ年計画期間中、探査・開発、インフラ整備、装備製造、川下利用などの天然ガス業界の直接投資額は約3兆元だった。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年8月24日

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