中国有人宇宙事業弁公室(CMSA)はこのほど、宇宙船「神舟12号」乗組員が軌道上で撮影した第三陣の高画質画像を発表した。中国の北西エリアの美しい景色を見た後は、画像を通じて東北エリアから南下して、上海のテレビ塔・東方明珠電視塔の光を臨み、さらに台湾地区の超高層ビル台北101まで南下し、乗組員らが目にした華やかに光り輝く中国の姿を見てみよう。
(撮影・劉伯明宇宙飛行士)
夕日の最後の光が大気層を照らし、さん然と輝く光の帯ができている。光の帯の上には果てしない宇宙が広がり、その下には、光り輝く中国東北エリアの2つの都市が見える。左側は遼寧省瀋陽市、右側は吉林省長春市だ。
(撮影・湯洪波宇宙飛行士)
瀋陽から南に下り、渤海まで目を移すと、葫芦島市に光が集まっている。宇宙ステーションから見ると、それは明るく輝く星のようで、その周りには船舶の小さな光が点々と散らばっている。結氷することなく、土砂が溜まることもない良い港で有名な葫芦島は、中国の全面的な対外開放という分野で重要な使命を担っている。
(撮影・湯洪波宇宙飛行士)
浙江省の杭州湾と銭塘江では、毎年発生する海から川へと潮の流れが逆流する海嘯(かいしょう)の音が聞こえるかのようで、海へと流れる長江がある夜の上海を宇宙から見ると、まさにきらめく珠玉のようだ。
(撮影・劉伯明宇宙飛行士)
9月もまだ厳しい残暑が続く江西省宜春市と新余市には、3本の川、5つの湖、険しく、連綿と続く山々が集まっている。地元の人々は、優しくも竹を割ったような性格で、黙々と、そしてきびきびと働いている。
(撮影・湯洪波宇宙飛行士)
乗組員が太平洋から東洋の大陸を向こうにして眺めると、手前では台湾地区がさん然と輝きを放っており、夜の真っ暗な暗闇の中で、向こうにある母親である大陸が優しくこの「宝島」を抱きしめているかのようだ。大陸を見て故郷を思い、細い台湾海峡が1000年の血のつながった人々を結んでいる。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年9月30日