「中国の関係機関はこのほど、対外貿易と外資誘致、対外投資などのデータを発表し、2021年1-8月の経済情勢に関して報告した。」
▷消費市場の運営状況
1‐8月期、社会消費財小売総額が前年同期比18.1%増の28兆1224億元(1元は約17.1円)に達した。2年間(2019年と2020年)の平均増加率は3.9%となった。中国全土のオンライン小売総額は前年同期比19.7%増の8兆1227億元だった。アップグレード商品の消費が比較的活発になっている。
社会消費財小売総額は8月、前年同期比2.5%増の3兆4395億元だった。2年間(2019年と2020年)の平均増加率は1.5%となり、7月に比べて2.1ポイント低下した。前月比は0.17%増だった。1‐8月期、社会消費財小売総額は前年同期比18.1%増の28兆1224億元に達した。2年間(2019年と2020年)の平均増加率は3.9%となった。
▷対外貿易の状況
1-8月には、中国の輸出入総額が20年同期比23.7%増、2019年同期比22.8%増の24兆7800億元(1元は約17.1円)に達した。そのうち輸出は20年同期比23.2%増、19年同期比23.8%増の13兆5600億元、輸入は20年同期比24.4%増、19年同期比21.8%増の11兆2200億元だった。
8月単月でみると、輸出入額は20年同期比18.9%増、前月比5%増、19年同期比26.1%増の3兆4300億元だった。うち輸出は20年同期比15.7%増、前月比4.9%増、19年同期比28.6%増の1兆9千億元、輸入は20年同期比23.1%増、前月比5.1%増、19年同期比23.1%増の1兆5300億元だった。
▷外資誘致の状況
1-8月には、実行ベース外資導入額は前年同期比22.3%増の7580億5000万元(1元は約17.1円。ドルに換算すると1137億8000万ドルで、前年同期比27.8%増。銀行や証券、保険などの分野を含まず。以下同)に達した。
業界別に見ると、サービス業の実行ベース外資導入額は前年同期比25.8%増の5993億3000万元だった。ハイテク産業は30.2%増で、うちハイテクサービス業が35.2%増、ハイテク製造業が14.9%増だった。
投資元を見ると、「一帯一路」(the Belt and Road)参加国と東南アジア諸国連合(アセアン)の実行ベースの投資額は前年同期比でそれぞれ37.6%増と36.8%増だった(自由港を通じた投資データを含む)。
地域別で見ると、中国の東部地域、中部地域、西部地域の実行ベース外資導入額はそれぞれ23%増、30.1%増、1.6%増だった。
▷対外投資の状況
1-8月、中国の対外非金融直接投資額が前年同期比4.3%減の4597億1000万元(1元は約17.1円。ドルに換算すると710億2000万ドルで前年同期比3.7%増)だったことを明らかにした。対外請負プロジェクトの売上高は前年同期比7.1%増(ドルに換算すると923億2000万ドルで前年同期比16.1%増)の5975億8000万元だった。新たな契約総額は前年同期比5%減(ドルに換算すると1389億5000万ドルで、前年同期比2.9%増)の8994億1000万元だった。
▷関連データ
・8月のCPIが同1.0%上昇
8月には、消費者物価指数(CPI)が前年同期比0.8%上昇し、上昇幅は前月より0.2ポイント縮小した。
前月との比較では、CPIは0.1%上昇し、上昇幅は0.2ポイント縮小した。
・8月のPPIが同9%上昇
生産者物価指数(PPI)は同9.5%上昇し、上昇幅は前月より0.5ポイント拡大して、2008年9月以来最大となった。
前月との比較では、PPIは0.7%上昇し、上昇幅は0.2ポイント拡大した。
(編集JZ)
「人民網日本語版」2021年9月28日