
江西省南昌市の街中で、日焼け防止のために完全武装してバイクで走る女性(撮影・劉力鑫)。
例年なら、9月の江西省はキンモクセイの甘い香りが漂い、爽やかな秋が深まっている時期だ。しかし、今年は、ここ60年で「最も暑い9月」となっており、その暑さは10月まで続くと予想されている。中国新聞網が報じた。
気象資料の分析によると、9月以来、江西省の平均気温は例年より2.8度高く、過去最高を記録。猛暑日も例年より7.9日多く、過去最多となっている。あまりの暑さに、SNSでは江西省が検索のトレンド入りしている。
28日午後1時に中国天気網の同日の最高気温ランキングを見てみると、江西省の各地域がトップ10を「独占」。うち、トップだったのは、最高気温37.2度の上犹県と遂川県だった。
あまりの暑さに、人工的に雨を降らせる対策が講じられている。7月2日から9月23日の間、大気の質改善や森林火災リスクの低減、干ばつの改善、水資源補充などのニーズを満たすために、江西省は人工的に雨を降らせる対策を強化して展開。2万8200平方キロの土地に、累計で0.56億トンの雨が降った。
昨日と今日は、寒気の影響を受けて江西省の気温は少しずつ下がる見込みだ。ただ、国慶節(建国記念日、10月1日)に合わせた7連休中は、南方エリアの広範囲で再び暑さがぶり返すと予想されている。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年9月30日
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