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100年以上びくともしない「木組み」工法によって作られた屋根付橋 福建省

人民網日本語版 2021年10月19日16:41
100年以上びくともしない「木組み」工法によって作られた屋根付橋 福建省
木をかんなで削る作業(撮影・龔健)。

木造アーチ型屋根付橋は、中国伝統の木造橋の中でも最も高度な技術が必要な構造となっている。中国で現存する木造アーチ型屋根付橋のほとんどが福建省北東地域と浙江省南西地域が交わる一帯に集中している。その建築技術の伝承人である黄春財さんは、福建省屏南県で代々橋の建設を受け継いできた黄氏一家に生まれた。一代目は祖父で、三代目となる黄さんは子供の頃から、おじと父親からその技術を学んだといい、「この伝統技術には、民間の技術者から代々伝わってきた知恵が詰まっている」と話す。人民網が報じた。

2008年6月7日、木造アーチ型屋根付橋の建築技術は、第二陣の中国国家級無形文化遺産リスト入りを果たした。その最大の特徴は、釘や金物を一切使わず、全て「ほぞ」と「ほぞ穴」で木材を組み合わせる点だ。「木組み」というその神秘的な工法で作られた橋は、山津波にも強く、100年以上経ってもびくともしないという。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年10月19日

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