川西北高原の遊牧民たちは気温の低下に伴い、年に1度行われる家畜を伴った冬牧場への移動を始めている。この地に暮らすチベット族の牧畜民たちは、大量の牛や羊、馬を追い立てながら、山深いエリアにある夏牧場から、交通の便に優れ、水や草が豊富な冬牧場へと移動していく。新華網が伝えた。
川西北高原の牧畜民が夏牧場で家畜を放牧する期間は比較的短く、冬牧場に滞在する期間の方が長い。年間のおよそ3分の2を冬牧場で過ごすため、冬牧場が彼らにとっての定住地といえる。その移動距離は、近い場合で10~20キロメートルほど、遠い場合は100キロメートルに及ぶ。50キロ以上を移動する場合、移動には丸2日かかることになる。(編集KM)
「人民網日本語版」2021年10月18日