水の表面に氷が張った北京市延慶区 (撮影・王暁) 。
寒気の影響で、17日早朝、北京の多くの地域で最低気温が氷点下に達した。中国天気網が報じた。
17日早朝8時の時点でも、北京南郊観象台(観測所)の最低気温は氷点下0.2度だった。氷点下に達したのは6時44分で、同観測所では1969年以降で同時期における最低気温を記録した。これまで、北京の最低気温が最も早くに氷点下に達したのは11月8日で、今年は20日以上前倒しとなった。
ここ数日、北京だけでなく、東北エリアや華北、黄淮といった、多くの地域が強い寒気の襲来を受け、日中の最高気温が今年下半期で最低となっている。17日早朝、気温は引き続き下がり、中国中・東部のほとんどの地域が今年下半期で最も寒い朝を迎えた。華北や黄淮の多くの地域でも、10月中旬としては珍しい非常にひんやりとした朝となった。
また一部では雪が降り始めた地域もある。例えば、河南省洛陽市の白雲山では今シーズンの初雪となった。強い寒気の影響で、気温は次第に下がり、17日、河南省のほとんどの地域の最高気温が6度から8度下がった。17日早朝、中国北・中部のほとんどの地域の最低気温が2度から4度下がり、標高の高い山間地でも約0度となった。西部の山間地や北部でも初霜が観測されている。今後も最低気温は氷点下に達し、ズボン下が欠かせない季節が本格化することになりそうだ。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年10月18日